僕は(マキューシオとティボルトが)怖い

記:春菜
~2012/12/8のミュージカルレッスンより~

もともと対立しているロミオの一族とジュリエットの一族なのに、ふたりが秘密の結婚式を挙げたからさぁ大変。
ジュリエットの一族の跡継ぎティボルトは、密かに想いを寄せるジュリエットが敵と恋に落ちたことで怒り心頭、ロミオに殺意を抱いているし、
ロミオの親友マキューシオもまた、敵との結婚は自分たちへの裏切りだとロミオを責めています。
そのティボルトとマキューシオが街で行き合い、殺傷事件にまで発展するのが、この「決闘」のシーンです。

配役は、ティボルトにたじまさん、マキューシオになべちゃん、ベンヴォーリオがSpeed submarineさん、ロミオが私です。
ふだん温厚な人々がどれだけお芝居の中で怒れるかがポイントだったのですが・・・

いざ稽古!
マキューシオが怖いです。本気で怒っていて、積年の憎しみが爆発している様子で。もうを手出したら関係ないひとでも怪我させられそうなほどです。
ティボルトも、触れたら誰彼かまわず斬りつけそうな雰囲気です。「ナイフが友達」ですし。
ロミオは、そんなティボルトとマキューシオの取っ組み合いの喧嘩の間に割って入り、ふたりを引き離しながら、
「やめるんだ二人とも! 殺し合って何が残る??」
と、全く正しいのだけれど、優等生すぎる発言ゆえに少し場違いなことを叫びます。
が、この二人にの間に割って入るときにいつも躊躇します。こわくて。

いや、しやし、怖がって躊躇しているのは自分です。
もし本当にロミオなら、恐怖なんて感じず/ものともせず、全力で喧嘩を止めに入ったはずです。
私も、そうなれるようがんばります。


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